スマホ(スマートフォン)とは?|スマホの基礎知識

スマホとは?
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スマホっていったい何なの?(スマートフォンとは)

 スマートフォンを英語で書くと「smart phone」 直訳すれば「賢い電話」。この電話、賢いことは間違いなさそうですが、いったいどのように賢いのでしょうか?

スマホの特徴というと、従来の携帯と比べ「画面が大きい」とか、「操作方法がボタン操作ではなくタッチ操作で行う」などといった見た目の特徴に意識がいきがちですが、スマホ本来の特徴はもっと根底の部分にあります。

「スマートフォンとは?」という言葉を検索してみるとウィキペディアをはじめ、様々なサイトでその言葉の意味を解説してくれています。一応このページの最後にいくつか引用させていただき掲載しておきました。(コチラからどうぞ

これらの記事を読むと、さすがに良くまとまった文章でスマホについて書かれています。ただ、もしかするとこの手の用語に全く親しみがない方には、「PDA? OS? プラウザ? 無線LAN? Wi-Fiって?」という感じで、意味が解りづらく感じる方もおられるかもしれません。

そこで私なりにこれらの内容を、IT関係の用語を余り知らない方向けに以下にまとめてみました。
なお、従来の携帯(通称:ガラケー)との違いもあわせて記述してみます。

【スマートフォンの基本構造】
とてもコンパクトなパソコンに、通話機能をプラスした多機能なツール。
【従来の携帯電話の基本構造】
コンパクトな通信機器に、様々な便利機能を組み込んだ多機能ツール。

「えっと……この上と下はどう違うの???」そんな疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、さらに例え話を交えながら続けていきますね。上の文章もっとシンプルにまとめると…

「スマホ」=「パソコン」+「通話機能」
「携 帯」=「通信機器(電話)」+「便利機能」

となります。
まず「携帯」はあくまでも通話機能がベースで、その機能に「こんな機能があったら便利だな…。こんな機能も付けたらもっと楽しく使えるな…。」という具合に進化を遂げてきました。

一方の「スマホ」はベースが「パソコン」です。では「パソコン」って何でしょう??

「電話」は音声通信をするもの
「ワープロ」は文章を書くもの
「ステレオ」は音楽を再生してくれるもの
「テレビ」は画像や音声を再生してくれるもの
「DS」はゲームをするもの

では「パソコン」は何をするものでしょう??
この質問をいろいろな人にしてみると、微妙に回答が違ってくるかもしれませんね。

「パソコン」を使ってよく文章を作成している人は、まず「文章を書くもの」ってイメージすることでしょう。
「パソコン」でインターネットを頻繁にしている人には「インターネットするためのもの」
「パソコン」でよくゲームを楽しんでいる人には「ゲームもできる便利な道具」
「パソコン」を仕事で使っている人には「仕事をするための必要不可欠な道具」

他にもあげたらキリがありませんが、「パソコン」は、使う人の用途によって様々な働きをしてくれる「オールマイティーツール」ということができるかもしれません。

ですから「パソコン」は…

「汎用性が高い(いろいろなことに適応・活用できる)オールマイティーな道具」

ということができます。

この汎用性の鍵を握るのが「OS(オペレーションシステム)」といわれるものです。OSとはキーボード入力や画面出力といった入出力機能やディスクやメモリの管理など、多くのアプリケーションソフトから共通して利用される基本的な機能を提供し、 コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアのことで、日本語では「基本ソフト」などと呼ばれる場合もあります。

「わっ!!やっぱりなんか難しそうな言葉が出てきたぞ!!!」

そんな声が聞こえてきそうなんで、この「OS」のことは「通訳さん」と思ってください。(ちょっと本来の意味合いとは異なってきますが、理解はしやすいかなと…)

パソコンは、様々なプログラムの情報を解析し実行する事でその機能を果たしているんですが、ここで「パソコン」を「私」、様々な情報を持った「プログラム」を「世界各国の人々」に置き換えて考えてみます。

パソコンがその機能を果たすためには、プログラムから情報をもらわなければいけないのですが、これを先ほどの話に置き換えると、「私」「世界各国の人々から様々な情報をもらう」ということになります。

・あるイギリス人が「英語」で「経済の情報」を与えてくれます。

・またあるドイツ人は「ドイツ語」で「医療情報」を与えてくれます。

・またあるフランス人は「フランス語」で「金融の情報」を与えてくれるとします。

日本語しか知らない私がその情報を理解するためにはまず、「英語」「中国語」「フランス語」などのいろいろな言語を一度「日本語に置き換える」必要があります。

また、「経済」「医療」「金融」といった専門の分野の情報を理解するためには、各分野の「専門用語」も理解しなければならないので、「専門用語を自分が理解できる言葉に置き換える」必要もあるでしょう。

どんな言葉で、どんな分野の情報をもらうにしても、この「日本語に置き換える」「専門用語を自分が理解できる言葉に置き換える」といった「共通の作業」が必要となります。

私が情報をきちんと得るためには、言葉が変わるたびにその言葉を勉強し、分野が変わるためにその分野の専門用語を調べなくてはなりませんので、その情報を得るために膨大な時間がかかるか、もしくは情報を得ることを断念してしまいます。

しかしそこに、それらの言葉を日本語に訳して、専門用語をわかりやすい言葉に直してくれる「通訳さん」がいればどうでしょう。こんな私でも時間をかけることなくその情報を得ることができるのです。この通訳さんの役割をしてくれるのがOS(オペレーションシステム)です。

ずいぶんと長い説明になってしまいましたが、このことがスマホと従来の携帯との違いを知り、スマホを理解するのにとても重要なキーワードになってきます。

様々な機能を要する従来の携帯にもこの「OS(通訳さん)」はもちろん入っています。ですがここで思い出して欲しいのですが…

携帯は…

「携 帯」=「通信機器(電話)」+「便利機能」
あくまでも通話機能がベースで、その機能に「こんな機能があったら便利だな…。こんな機能も付けたらもっと楽しく使えるな…。」という具合に進化を遂げてきたもの。

でしたね…。
ですから、もともとのベースが、が汎用性の高さ(いろいろなことに適応・活用できる事)を目的にできたものではなく、あくまでも「通信機器(電話)」に後付でプラスされていった機能を制御するための「OS」ですから、その性質は汎用性の高い(いろいろなことに適応・活用できる)ものではありません。

それに対して「スマホ」は…

「スマホ」=「パソコン」+「通話機能」
スマホはベースが「パソコン」です。パソコンとは「汎用性が高い(いろいろなことに適応・活用できる)オールマイティーな道具」

でしたね…。
ですから、その「OS」は、汎用性の高い充実したOSが採用されているのです。

また話が難しくなってきちゃいましたが、さっきの「通訳さん」の話を思い出してください。

あの話に今のことをあてはめて見ると…

「携帯」は、もともと色々な国や分野の人の情報を求めて作ったものではないので、通訳できる言語もそんなに多くないし、分野も限られた分野しか理解できない「普通の通訳さん」しか雇ってない。

「スマホ」は、もともとが世界中の人々から、様々な分野の情報を得るために作られているので、色々な言葉・分野に対応できる「スーパー通訳さん」を雇っている。

という事になるのです。
この「スーパー通訳さん」のおかげでスマートフォンは、パソコンと同じように様々なことに対応してくれる「応用範囲が広い便利ツール」になってくれます。

これらのことが理解できると「携帯」と「スマホ」とでは「使い方をマスターする」という事を考えた場合、意味合いがまったく違ってくることに気がつきます。

【従来の携帯の使い方をマスターするということは…】

携帯が持っている機能の使い方を覚える事。

【スマートフォンの使い方をマスターするということは…】

スマホの活用の仕方と、その方法を覚える事。

つまり…

【スマートフォンとは…】

自分が望む目的・用途にあわせて自分が使いやすいように設定して使える「応用範囲が広い便利ツール」に通話機能が付いたもの。

という冒頭に書いた結論につながるわけです。

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スマホの基礎知識編 MENU

以下、現在掲載しているスマホの基礎知識に関する記事です。

基礎知識②【スマホを使ってできる事】

具体的な活用方法に関しては「活用方法」の章で詳しく触れますが、スマホでできる様々な機能をご紹介します。

基礎知識③【スマホの種類について】

店頭に並んでいる商品を見てもわかるように、スマホといっても種類が豊富に存在します。その豊富にあるスマホを種類わけすることで、購入時や買い替え時の判断基準が身に付きます。

基礎知識④【かかる費用について】

どんなに便利でも費用が払えない金額になってしまってはしかたありません…。スマホを購入&継続使用していくときにかかる費用をわかりやすくまとめてみました。

基礎知識⑤【知っておきたい基礎用語】

スマホを使っていく上で、知っておきたい基礎的な用語をまとめて掲載しています。

「スマートフォン」とは?

以下各サイトからの引用記事です。

「ウィキペディア」から引用

スマートフォン(英: smartphone)は、インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話・PHS。「スマフォ」、「スマホ」と略されることもある。 電話・メールの他にPDA機能が付いた多機能携帯電話であり、パソコンの特徴が取り入れられている携帯電話と表現されることもある。
2011年の世界におけるスマートフォンの出荷台数は4億9140万台と初めてパソコンを抜き、日本国内でも2011年の出荷台数が前年比3.6倍の2010万台となり、携帯電話全体に占めるスマートフォンの比率が53%に拡大するなど国内外で急速に普及している。

「はてなキーワード」から引用

iPhoneやAndroidなどを代表とした多機能な携帯電話のこと。携帯電話とパソコン・PDA(携帯情報端末)の機能を組み合わせたもの。タッチパネル式の端末が多いことから一部ではタッチパネル・ケータイとも呼ばれる。
従来の携帯電話と比較して画面が広く通信機能が強化されており、多くのwebサイトがスマートフォン対応している、webサイトの閲覧が容易。アプリケーションをダウンロードすることにより、自分好みに機能を強化することができる。
近年のスマートフォンは「携帯電話」というより「音声通話可能な携帯コンピュータ」という性格のほうが強い。

「IT用語辞典」から引用

個人用の携帯コンピュータの機能を併せ持った携帯電話。従来の携帯情報端末(PDA)に携帯電話・通信機能を統合したもの、と表現されることもある。単に高機能というだけでなく、汎用のOSを搭載し、利用者が後からソフトウェアなどを追加できるようになっている機種を指す場合が多い。“smart”は「賢い」の意。
一般的なスマートフォンの持つ機能としては、パソコンと同じウェブブラウザ(フルブラウザ)によるウェブ閲覧や、電子メールの送受信、文書ファイルの作成・閲覧、写真や音楽、ビデオの再生・閲覧、カレンダー機能、住所録、電卓、内蔵カメラのある機種では写真や動画の撮影、テレビ電話などがある。無線LAN(Wi-Fi)に対応している機種では、屋外では携帯電話のデータ通信機能、屋内ではより高速な無線LAN、と使い分けることができる。
インターネットなどを通じて、その機種が搭載しているOSに対応したアプリケーションソフト(「アプリ」などと略されることが多い)をダウンロードして追加することができ、ゲームなど様々な追加ソフトが公開・販売されている。OSメーカーや通信キャリアなどが、自社の対応機種に追加できるソフトウェアを探し出して入手することができるネット上の店舗を運営している。

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